最近はニュースでセシウムという言葉を良く耳にします。
ニュースで取り上げられる位ですからかなり危険なもののはずです。

放射性物質であるセシウムが、どのくらい危険なのか調べてみました。

カリウムやナトリウムは、人体に必須な元素ですので、
比較的人の身体の中に取り込まれやすい物質です。

そのカリウムと生物学的にとても似ているのが、
放射性物質である「セシウム」なのです。

人間の体はカリウムとセシウムの区別が出来ない為に、
カリウムと間違ってセシウムを呼吸や食物を通して身体の中へ吸収してしまいます。

カリウムは細胞の中に入る為、セシウムも放射線を放出しながら細胞に入ります。
そして、セシウムが入った細胞も放射線を放出し、隣接する細胞を破壊していくのです。

このように、セシウムが身体の中に入ってしまうと、じわじわと身体の内側から被爆してしまう事になってしまいます。

さらに、セシウムは発がん性や白血球減少と言った、
人体に与える影響がとても大きい放射線で半減期も約30年
と言われています。

 

もし子供の体の中にセシウムがはいってしまうと、成長期である子供の場合には、
活発に細胞分裂を繰り返しているので、常にこの傷ついた細胞と共存していかなければなりません。

その為、子供の方が大人よりもずっと早い時期から人体への悪影響が現れてきます。

また、土壌との親和性も強い為、非常に高いレベルで土壌に対して放射能汚染させてしまう事にもなります。

チェルノブイリ事故では、このセシウム137に土壌が広範囲に汚染されてしまったため人が住めなくなり、結局、何十万人も移住する事になってしまい、25年経っても立ち入り禁止となっているのです。