放射性物質が危険な理由は、放射線が細胞を破壊してしまうためです。

体を構成している細胞が傷つけられてしまうと、
ありとあらゆる健康被害が起こりえるのです。

その代表的なものが癌や白血病でしょう。
その他に、不妊や遺伝子疾患などの原因になってしまう恐れもあります。

また、放射性物質による遺伝子破壊は、
細胞増殖が活発であるほど進行しやすいです。

細胞に損傷が起こっても、ある程度であれば、修復することができます。
でも、成長期の子供は細胞増殖が盛んなので、それが間に合わないのです。

そして、その影響はすぐに出るわけではなく、
短くて四年、長ければ、十年以上後、二十年以上後に起こると考えられています。

 

放射性物質が怖いのは、人間の五感で感じることが出来ないことです。
さらにすぐに病気になったりすることが少ないため、
実際に健康被害が起こらないと危機感を持ち続けるのが難しいことです。

 

政府による発表などを聞いているかぎりは、、それほど気にしなくても大丈夫のようにも思えるかもしれません。
でも、放射性物質による影響を自覚するようになってからでは遅いのです。

本人が感じる健康被害は、慢性的な倦怠感くらいだったとしても、その子供や孫に影響が出る可能性もあります。

さらに、その健康被害、疾患が放射性物質によるものかどうか、
明確にわからないということも、放射性物質の恐ろしさではないでしょうか。

また、風評被害も放射性物質の怖さでしょう。