外部被曝というのは、人体の外側から被爆することをいいます。
逆に、飲み物や食べ物、呼吸などから体内に放射能物質を取り込んでしまい、体の内側から被爆することを内部被爆と呼んでいます。
放射能は自然界にもありますし、医療検査などを受ける時に放射線を浴びてしまうこともあります。
年間に人が浴びる放射能は、世界の平均値でいうと、一年間で約2.4ミリシーベルト、日本での平均値は一年間で約1.5ミリシーベルトといわれています。
ただし、一年間にどのくらい放射線を浴びても大丈夫なのかは、年齢や性別、健康状態にもよりますし、個人差もあります。同じだけの放射線量を浴びても、癌を発症する人もいれば、しない人もいます。
また、放射線を浴びてしまうと、活性酸素が増えてしまうという心配もあります。活性酸素が増えると、老化が促進されたり、健康に害を与えるのはよく知られていますよね。
それに、浴びる放射線量が多ければ、遺伝子やゲノムが損傷を受けて癌になったり、不妊症になったりする恐れもあります。
外部被爆を避けるためには、花粉症対策と同じような方法が有効です。つまり、マスクや帽子、ゴーグルなどを着用して、できるだけ肌を露出せず、自宅に花粉を持ち込まないように外で払うといった方法です。
ちなみに、ニュースなどでよくきくシーベルト(Sv)は、放射能によって人体が受ける影響を表わしている単位です(大気中の放射線量をモニタリングする際の単位でもあります)。